2017.09.19
小木戸利光 × 松本紹圭(光明寺 僧侶)「そうか 心には 声があったのだ」開催 @光明寺
「そうか 心には 声があったのだ」
小木戸利光 × 松本紹圭(光明寺 僧侶)
一部 対話
二部 パフォーマンス
日時 :十月二︎日(月) 十九時〜
会場 :光明寺 本堂 (東京都港区虎ノ門3-25-1)
東京メトロ日比谷線神谷町駅3番出口より徒歩30秒
入場 :二千五百円 →予約フォーム
イベント内容の詳細はこちらから→tokyo blue weeps HP
2017.09.07
小木戸利光×ホンマタカシ「日々かわりゆく表現の形 トーク&パフォーマンス」@本屋B&B
2017.09.04
IMA ONLINE 対談 森栄喜×小木戸利光
2017.07.29
トークショウ「八月に想う」& NHKドラマ「あんとき、」全国放送決定 – TOSHIMITSU KOKIDO
「八月に想う」
トークショウ 小木戸 利光(俳優)× 稲葉 俊郎(東大病院 医師)
開催日時:8月13日(日)16:30 open / 17:00 start
会場:光明寺 本堂 (東京都港区虎ノ門3-25-1)http://www.komyo.net/
東京メトロ日比谷線神谷町駅3番出口より徒歩30秒
入場料:二千円 予約:https://goo.gl/forms/b8E718v12hA9Mgnq2
稲葉 俊郎HP https://www.toshiroinaba.com/
小木戸利光 statement
この度、エッセイ集「表現と息をしている」(而立書房)を上梓しました。音楽、映画、ドラマ、ドキュメンタリー、舞台芸術など、自分の仕事における出来事を通して、目の前の世界についてひたひたと思いを巡らせている本です。帯には、「9.11、3.11を経た若者たちが模索する、新たな表現の形」と謳われています。
そして、期せずして、この本の刊行と同時期に、主演をつとめていますNHKのドキュメンタリードラマ「あんとき、」が放映されることになりました。長崎の原爆をテーマにした番組で、僕は満州生まれの母と、長崎で被爆した父を持つ主人公トシを演じています。
いつからか、自分の仕事のなかには、「歴史のなかの声なき声を、作品や番組や表現を通して、浮かび上がらせる」という確たるテーマが存在しています。その意味で、今回の自著と番組には、「命」「歴史」「戦争」「記憶」「祈り」など、通底しているものがあり、僕にとりましては、それらはまるで二部作であるかのように思われるほどです。
つきましては、この両作品の出版と放送を記念しまして、終戦の月でもある八月に、心のうちにはしずかに鎮魂の思いを含みながら、トークショウを開催したいと思います。ゲストに、東京大学医学部付属病院の医師で、「医療と芸術」「多様性と調和」をモットーとし、芸術分野においてもアーティスト達と協同されている稲葉俊郎さんをお迎えします。終盤には、音楽とともに、舞踊的なパフォーマンスもさせていただく予定です。
皆さまとともに、過去・現在・未来に思いを馳せながら、目の前の世界について考え、語り合う、しずかで、ゆたかな、時間を過ごすことができましたら、幸いです。
どうぞ よろしくお願いします。
小木戸 利光
[全国放送]8月9日(水)(※8日深夜) [総合]午前1:00~2:13
番組紹介ページ https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92919/2919602/index.html
2017.06.28
初エッセイ集「表現と息をしている」 TOSHIMITSU KOKIDO
小木戸利光、初のエッセイ集が而立書房より7月26日に発売されます。
Amazonでの予約販売が開始されました。→「表現と息をしている」
エッセイ集
「表現と息をしている」
帯写真 森栄喜
装丁 吉村麻紀 前田征紀
対談 服部みれい 小林エリカ ミヤギフトシ
而立書房 刊
学生運動に身を投じ、あさま山荘に立て籠もった青年(若松孝二監督映画)、稀代のアナキストで関東大震災直後の混乱のなかでこの世を去った思想家・大杉栄(瀬々敬久監督映画)、満州生まれの母と長崎で被爆した父をもつ被爆二世の主人公(NHKドキュメンタリードラマ)など、僕は不思議と歴史上の人物を演ずる機会に恵まれている。この偶然には、僕自身がいつからか「世界の声なき声を、作品や番組や表現を通して、浮かび上がらせたい」とつよく望むようになったことが深く関係していて、その意思と力が働いているのだろう。
写真家という作家さんたちととても縁があった。この十年、僕は、彼らの写真世界のなかに「写る」ということを、幾度となく経験した。彼らの世界への尊い視点に触れることで、僕もまた僕自身として生きていくことへの大きな励ましを与えてもらったと思う。この本の帯には、森栄喜さん撮影の写真がおさまった。写真というもののなかで、自分の魂がとらえられたと感じたのは、初めてのことだった。
2011年3月11日。ボーカルをつとめるtokyo blue weepsの音楽が、初めて多くの人の耳目に触れることになったのは、忘れもしない、あの週のことだった。
自らの心の声を聞き、潜在的な意識に触れて、自分を深く知るところへ導いてくれたのは、そして、この心と身体とともに生きるということを教えてくれたのは、舞台芸術、パフォーミングアーツの世界だった。
ある人は、僕のことをダンサーやパフォーマーと言う。ある人は、ミュージシャンと言う。ある人は、俳優と言う。それぞれに、見ている面があるということなのだろう。僕が誰で、何であるのかは、その人が決めて良いと思う。僕は、ひたすらに、切実に、表現と息をしている、のだと思う。
小木戸 利光